リクエスト対応のスマホを使用したオーダーシステムを取り上げます。
店内設置のタブレット端末はかなり普及していますが、小さな店舗では設備投資のないスマホを利用してオーダーをするお店が今後増えていくと考えられます。
システムのメリットとデメリット
店舗側のメリット
- 注文を取りに行く必要がなく、従業員の負担が減る
- 紙のメニューよりも、メニューの改訂が容易
- 顧客が自分で注文を行うので、オーダー時のミスがなくなる
- 非接触の接客ができ、感染症対策になる
- 繁忙時でも顧客を待たせないので、満足度向上につながる
- 多言語表示によりインバウンド対応がスムーズになる
- 注文がスムーズになり、客単価や回転率の向上が期待できる
- 顧客の情報を取得してデータ化すれば、集客施策に活用できる
顧客側のメリット
- 注文時に店員が席に来るのを待つ必要がない
- 自分のペースで追加注文ができる
- 注文内容の確認がしやすい
- 紙のメニュー表よりも情報量が多いので、選びやすい
- 複数人が個々にオーダーできる
店舗側のデメリット
- システム障害やネットワークの不具合への対応
- 顧客がアレルギー対応などの細かな注文を伝えにくい
- スマホの苦手な人に敬遠される
顧客側のデメリット
- 店内のWi-Fiを利用しない場合、パケットを消費する
- バッテリーの充電切れや紛失時の対応
- 通信トラブルなどで注文ができない
- 店舗によってオーダーシステムが異なる
QRコードの読み取り方
通常カメラアプリを使います。

■iPhone
カメラアプリを起動しQRコードに向けると、真ん中に黄色い枠が表示されます。
読み取りが完了すると下に黄色いバーが表示されます。
バーをタップし、サイトやアプリを開きます。
コントロールセンターから、QRコードリーダーを起動させて読み取ることもできます。
コントロールセンターは右上から下にゆっくり下げると表示されます。

■Android
カメラアプリを起動しQRコードに向けると、真ん中に黄色い枠が表示されます。
読み取りが完了すると上にリンク先が表示されます。
タップして、サイトやアプリを開きます。
Googleレンズを使用する方法もあります。
■補足
カメラを使う場合、うまく読み込めない方はアプリの利用をおすすめします。
紹介するのはQRコードを開発したデンソーウェーブ社の「くるくる」です。
読み取り速度が高速で使いやすいです。
・アプリダウンロード先(iPhone・Android共通)

オーダーの手順
- カメラかコードリーダーのアプリを起動
- かざしてQRコードを読み取る
- 表示されたリンクをタップしてメニューを開く
- 注文するメニューの個数を+とーで決める
- 最後にカートをタップして、オーダーを完了する
■オーダーの流れを説明したサイト
※システムを提供している会社によって作りが異なります。
また、海外のサイトですが、体験できるデモサイトを見つけました。
お渡ししたQRコードを読み取って、アクセスしてみましょう。
デモサイトですので、オーダーはしないように。
終わったらカートを空にしておくとよいです。
■補足
ほっともっと、ケンタッキーなどスマホから注文をするシステムもカートへの追加は同じ手順です。
ネットオーダーの場合、支払い方法は店舗によって異なります。
クレジットカードで先払いする方法が主流ですが、商品受け取り時に現金決済が可能な店舗もあります。
QRコードを作成する
今回QR作成に利用しました。
登録不要で使用できます。
地図を作成しておくと便利そうです。
「くるくる」でも作成可能です。