コード決済
コロナ以降、急激に普及したキャッシュレス決済ですが、経済産業省が推進していることもあり増加の一途をたどっています
今年度には確実に4割を超えようとしています
世界的に見れば、国の政策もあって韓国の99%を筆頭に、中国89%と続き、日本は10位となっています
キャッシュレス決済の内訳として最も多いのはクレジットカードによる決済で8割以上を占めています
他にもデビッドカード、電子マネー等ありますが、堅調な伸びを示しているのがコード決済で1割を超える勢いで
今後さらに伸びていくと予想されています
今回はPayPayなどのコード決済について説明していきます
※デビッドカード・・・カードを使ったと同時に登録している銀行口座から利用した分の金額が引き落とされる
※電子マネー・・・Suicaなどの事前チャージが必要なプリペイド型(ポストペイ型・デビッド型もあります)
コード決済のメリットとデメリット
■メリット
1.手間がかからない
財布を開いて小銭を探して支払う、あるいはおつりをもらってしまうという一連の動作が不要になります
残高がなくても後払いも使えますし、ポイントカードもスマホで使えるので、対応している店舗では
財布を持ち歩く必要がありません
また後に並んでいる人を待たせる時間も少ないため、他人にも店舗にも優しい支払方法です
2.ポイント還元がある
会社により異なりますが、paypayなら基本0.5%、ヤフープレミアムやソフトバンク会員なら+0.5%
更に使用回数や金額により+0.5%になります(30回で10万)
また全額~0.5%還元されるキャンペーンもあり、0.5%であれば2回に1回くらいは当たります
ショップオリジナルのポイントカードがあれば複数のポイントをためることが可能になります
例えばカインズではカインズのポイントとコード決済のポイント、杏林堂では楽天とnicopiとコード決済分です
3.利用履歴がわかりやすい
いつ、どのショップでいくら支払ったのかが履歴で確認できます
内容の明細はわかりませんが、家計簿をつけない方にはおおまかな支出金額を知るのに役立ちます
4.コード決済に対応している請求書の支払いができる
自動車税をはじめ、吉田町でも税金の支払いでコード決済が可能になっています
金融機関やコンビニを利用することなくバーコードやQRコードをスキャンするだけで税金の支払いができます
支払い予約もできるので忘れがちな方は設定しておくと便利です
今はペイペイのポイント還元はなくなってしまいましたが、使用金額にはカウントされます
5.安全性が高い
QRコード決済のデータは暗号化されたうえで管理を行っている企業の決済システムに送付されます
そのため、クレジットカードよりもセキュリティ面で安心です
最近はカード番号の書かれていないクレジットカードもありますが、少なくともカード番号が盗まれる
というような心配はありません
その他、割り勘や送金が簡単にできたり、還元されたポイントを投資に回すこともできます
■デメリット
1.利用できない店がある
クレジットカードは使用できるが、コード決済は対応していないというお店もあります
独自のコード決済がある店舗では他のコード決済は全く使えない店舗と併用している店舗があります
併用可能な例・・・カネハチなど
併用不可の例・・・田子重、メガドンキなど(クレカは使用可能)
2.スマホが必須
スマホを持っていくのを忘れたり、バッテリーがなくなったなど使用できない状態になると決済できません
またネットワーク必須なので、店舗によってはアンテナが立たないこともあり使用できません
※お店のWi-Fiを通すように促してくれる店舗では一時的に借りてしまいましょう
ダメならカード決済で
もちろんスマホを紛失してセキュリティコードを解除されてしまえば勝手に使用されてしまうことも考えられます
スマホを失くした時に備え、すぐ探せる方法を確認しておきましょう
・iPhone・・・iPhoneを探す
・Android・・・デバイスを探す
※いずれもアップルやグーグルのアカウント情報が必要です(IDとパスワード)
コード決済アプリ一覧
選び方としては、対応ショップの多いペイペイや楽天ペイ、通信会社に合わせてペイペイ、auペイ、d払いを選ぶのがおすすめ
複数のアプリを使っても問題はありませんが、ポイントが分散してしまうので数種類に絞るのがおすすめ
コード決済アプリではなくポイントカードのアプリならリスクがないので、そちらを利用するのも良いです
個人的にはdポイントアプリは対応ショップが多く重宝していて、Amazonでの買い物の支払いに充当しています
マーク 概 要 ペイペイ
日本で一番使用されているコード決済
ソフトバンクとヤフーの共同出資で高還元率のキャンペーンで一気に利用者を増やしました
ソフトバンクやワイモバイルなどの利用者はクーポンやポイント還元で優遇されています
ペイペイはチャージではポイント還元されないので「後払い」で支払う方がお得です(使い方は次回)エイユーペイ
auWAllet(エイユーウォレット)の名称が変わったものです
AUユーザーでなくても使用できますが、やはりユーザーにはポイントUPのメリットがあるため
AUユーザーにおすすめです
なおauペイのポイントはローソンのPontaポイントで還元され、対応ショップであれば二重取りも可
楽天ペイ
楽天のスマホユーザーはもちろんのこと、楽天市場でよく買い物をされる方におすすめです
楽天IDと楽天Payと紐づけすれば、買い物などでためたポイントをPayに移動させることも可能です
※今年の春ころには楽天ポイントアプリはなくなり楽天Payに統合されます
また楽天カードからチャージすれば、0.5%のポイント還元があります(ペイペイはない)
ディー払い
NTTdocomoのアプリで、電話料金に合算してチャージできます
支払い時にdポイントカードを提示すればdポイントの二重取りができるショップもあります
たまったdポイントは携帯料金の支払いにも使用できます
アイディー
docomoの決済ラインナップの一つ
現在はコード決済にも対応しているので、docomoユーザーの選択肢としては有ですが、d払いの方が
使い勝手が良いと思います
メルペイ
フリマで有名なメルカリのアプリで、もともとメルカリの売上金をチャージするのが主
メルカリユーザーではなければ候補としては上がりにくいでしょう
iDが使えるお店でも使用できるようですマジカ
この周辺であればドンキやアピタなどで使用できますが、こちらは電子マネーの扱いになります
チャージタイプでUCSカードを使えばポイント1.5%還元、年間10万以上の買い物であれば
2%還元になるので、利用が多ければ入れておくのもよいと思います
クレジットカードは登録しないといけないですがチャージせず、ただの会員証としてクーポンだけの利用も可
カネハチのコジカや田子重のたごペイもチャージタイプの電子マネーになります
Google Pay(グーグルペイ)やApple Pay(アップルペイ)は複数の電子マネーを統合管理できますが、専用アプリと違い
できないことがあったりするので、ネット決済向きのアプリだと思います
次回 、支払い方法、使い方など含めて説明します
画面で確認しながらの方がわかりやすいので、使ってみたいアプリがあればインストールしておいてください
私自身はPayPayを一番利用しているため、そちらをメインに説明しますが基本的には同じです
他はmajicaや楽天も使用することがありますので、そちらも対応できると思います
■コード決済アプリの初期設定
1.Paypay
手順へのリンク

チャージの度にコンビニに行くのも大変ですし、後払いもできる銀行引き落としかクレジットカードの登録をおすすめします
クレジットカードはPayPayカード以外はポイントがつきませんが、他社のカードも登録できるようです
2024年6月以降から紹介制度ができました
双方にメリットがあるので、よければ初期設定の画面で以下のコードを入力してください(後でも入力できます)
紹介コード 02-G58BCK9
2.auPay
手順へのリンク

Pontaカードの統合を促されますが、ローソンやケンタッキーなどで使えるカードです
auPayと紐づけされるようです(未使用のため未確認です)
auPayは登録できるクレジットカードの種類が多いため、たいていのカードは使えると思います
3.楽天Pay
手順へのリンク

楽天市場のIDとパスワードが必要で、たまっている楽天ポイントがそのまま使用できます
楽天ペイも紹介制度があります
下のQRコードをスキャンして登録するか、リンクをLINEやメールで送ることもできます
4.d払い
手順へのリンク

最初にドコモユーザーかそうでないかをクリックして選択してください
チャージ用のカードとしてはdカードやPayPayカード、楽天カード等の1%還元のクレカを推奨