パソコンやスマホのお手入れ

   
    今年も残すところ2週間ほどになりました
    今回は軽めにパソコンやスマホのクリーニングのお話をします
    
    年明けにはリクエストがあったQRコード決済についてお話をする予定です
    何か聞いておきたいことがあれば、事前にお知らせいただければ対応いたします




やってはいけないクリーニング方法と対処法

  1.ティッシュやウェットティッシュで拭く
    スマホの表面の汚れが気になって、除菌効果のあるウェットティッシュを使用したくなりますが、これはNGです
    アルコールやエタノール、界面活性剤などが含まれるものはガラス表面の対指紋コートを剥がし画面を劣化させ
    ゴムやプラスチックを傷めることがあります
    
    正しいお手入れとしては、専用のクリーニングクロスがベストですが、眼鏡ふきでも代用可能です
    除菌をしたい方はスマホ用と書かれている除菌シートを使用します
    コロナ以降、各社対応するようになりましたが、イソプロピルアルコール70%程度であれば、たいていのスマホは
    大丈夫だとの見解です
    
※イソプロピルアルコールはメガネレンズやDVDなどのクリーナーとして利用されているアルコール類


  2.本体を水洗い
    たいていのスマホには防水機能はついていますが、うぅかり水がかかってしまった程度の防水機能です
    iPhoneでいえば、XS以降の端末はIP68で、基本的には30分程度水につかった状態でも大丈夫と言われていますが
    これはあくまでも動かしていない状態のことで、泳いだり入浴したりするのは不可です
    もともと機械類は高温多湿に弱いものですし、持ち込む際には防水ケースなどを使用するほうがよいです
    
    万が一水没してしまった場合は、まず電源を切り、表面の水分を拭き取ったら自然乾燥させてください
    ドライヤーを使って無理に乾かすのは厳禁です
    修理にだして点検してもらいましょう


  3.エアダスターで埃をとばす
    エアダスターはよくパソコンの埃をとる時に使用しますが、空気と一緒に液体ガスが噴出されるタイプものもあり
    接続端子部分に付着すると故障の原因になります
    同様に息を吹きかけるのもNGです

    パソコンに関しては裏ブタを開けるとファンのあたりに埃がついている場合が多いです
    以前、動かなくなったパソコンがエアダスターで埃を払っただけで直ってしまったケースもありました
    設置場所には埃の少なさそうな場所を選んでください

    接続端子部分のお手入れには先の細い綿棒を使用するか、ブロワーを使いましょう
    ブロワーはダイソーなどの100均にも置いてあるそうです


    <商品の例>

携帯用でボトルタイプもある 個包装のタイプ エアダスター
逆さでも使えるタイプのもの
ブロワー
100円位~
    
   パソコンは液晶部分にガラスがないため、あまり力を入れずに軽く拭くこと(電源を落としてからやってください)
   専用の除菌ウェットティシューは含まれる水分が少ないため、使用頻度が少ないときは割高でも個包装のものを推奨
   スマホは落下時の衝撃を減らすため、ケースに入れ硬質ガラスフィルムを貼っておくとよいです  



パソコンや周辺機器の静電気対策

  空気が乾燥するこの時期は静電気が発生しやすくなります
  パチッとする程度の微弱な電流ですが、パソコンが動かなくなる原因になることもあります
  静電気が埃を吸い寄せてしまうため、静電気を減らすことは有効な対策の1つです

  静電気が原因でパソコンが動かなくなった可能性があるときは、まず自分を放電してください
  次に電源を切り、接続されているケーブル類を取り、バッテリーをはずして10分程度放置します

  またインターネットに接続するための機器も、放電が必要になる時があります
  全ての機器の電源をきり(コンセントから抜く)、数分~1時間程度放置してください



  ■静電気を減らす方法
   1.静電気が除去できる製品を使う
     お手軽なものではシールから、キーホルダー、スプレー、ブレスレットなど色々な種類があります
     パソコンでは除電ブラシというキーボードの埃を払うものなどが使われます


   2.部屋の加湿をする
     空気中の水分が増えると自然に放電しやすくなるので、加湿器を使用するのがおすすめです
    、洗濯物を室内に干したり、水の入ったコップを置いたりするのも効果があります

     
   3.天然繊維でできている衣類を身に着ける
     化学繊維は吸湿性が低いため、電気を逃さず、静電気がたまりやすくなります
     特に化学繊維同士の重ね着でも+電気を持つナイロンやウールとー電気をもつアクリルやポリエステルの
     組み合わせは帯電しやすいといわれています
    

     化学繊維を重ね着する時の対策としては洗濯をするときに柔軟剤を使うことです
     
※普通の柔軟剤でも効果はありますが、静電気ブロックの機能のある柔軟剤などもあるようです


   4.木の壁やコンクリートに触れる
     木にはわずかに水分が残っているため静電気を逃がす効果が期待できます


   5.肌を保湿する
     ハンドクリームやボディクリームなども塗ることも効果があります
     静電気がたまりやすい体質の方はなるべく全身に塗ることをおすすめします

  
 
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