クラウドサービスとスマホの写真のバックアップ

 
   クラウドサービスではネットワークを介して、サーバーやストレージへアクセスして、データを保存したり、
   アプリをインストールすることなく色々なサービスが利用可能になります 

   イメージとしては複合施設のようなもので、飲食、ショッピング、学習場所、医療などさまざまなサービスを提供する場所で
   その建物内にある倉庫のような保管場所がクラウドストレージです

   クラウドストレージの代表的なものは、マイクロソフトのOneDrive(ワンドライブ」、Appleの「iCloud(アイクラウド)、
   googleの「GoogleDrive(グーグルドライブ」などがあります
   スマホのデータはこのクラウドストレージに保存され同期することで、最新のバックアップが保持されます
   
    Android買い替え時のデータは、機種によって異なる特性のため、手動での移行が必要なものもあります
   ※パソコンの場合windows11はドキュメントなどに保存されたファイルは自動的にクラウド保存になります(変更可


   クラウドサービスの例としては、Microsoft 365などがあります
   マイクロソフトのアカウントさえあれば、ワードやエクセルなどが無料で使用できます
   ファイルの保存場所は基本クラウドですが、自分のパソコンにダウンロードすることもできます
   クラウドへの保存に忌避感がなければ、今後オフィスソフトの購入は必要なくなります


 

OneDrive(ワンドライブ)

  パソコンの設定で「OneDrive」を使用する設定になっていると、ファイルを保存するとき「OneDrive」が
  既定の保存先になります
  自分のパソコンにのみ保存したい場合は、必ず「コンピュータ」を指定してください

  クラウドを使用するメリットは、パソコンを買い替えた時にデータを移行することなく、ログインさえすれば
  使用できるという点です
  同様にパソコンが壊れた時も、ここからデータを復旧することが可能になります
  また、アカウントを共有していれば、他の人がファイルを開いて閲覧したり、変更することもできます

  デメリットは、ネット環境がないと使用できないことです
  それから突然サービスを終了してしまうというリスクもあります
  また、容量のすくない基本プランは無料で使用できますが、容量を多くした場合は追加料金がかかります

  ■参考料金■
   無料プランは5G(ギガ)まで
   有料プランは100Gまで(年間2,440円)




iCloud(アイクラウド)

  Apple製品専用のクラウドで、同じアカウントの製品を一元管理できます
  iPhone買い替え時のデータは、対応していないもの以外はすべてiCloudから自動的にコピーされます
  iCloudに保存された写真などのアプリ以外のデータは、パソコンからiCloudにサインインすれば確認や整理ができます

  [参考料金]
  無料プランは5Gまで
  有料プランは容量により月額130円から(50G)

 
   Apple IDでサインイン
  
   ※AppleIDでサインインするときに、スマホに許可を求めるメッセージが出ます
    2ファクタ認証を設定してあるときは、確認コードを入力します



  
  ■写真をパソコンに保存する(iCloudを使用する)
   1.先に保存先を決め、フォルダを作成しておきます(ピクチャの中に適当な名前を付けて)
   2.iCloudにログインして、写真を開きます
   3.ダウンロードしたい写真を選択します
     数枚の時はCTRLを押しながらクリック
     全部の時はCTRL+Aで全選択されます

   4.ダウンロードボタンをクリックします
   5.保存先を作成したフォルダに指定します
   6.「保存」をクリック
   7.複数枚をダウンロードした場合は圧縮フォルダになっているので、解凍をしてください
     ※iPhoneの写真はHEIC(ヘイク)という拡張子ですが、自動的にJPEG(ジェイペグ)に変換されます


  ■写真をパソコンに保存する(ケーブル接続)
   1.先に保存先を決め、フォルダを作成しておきます(ピクチャの中に適当な名前を付けて
   2.iPhoneとパソコンをライトニングケーブルで接続します
     ※この時、iPhoneの方に「信頼する」かどうか確認のメッセージが出ます
   3.コンピュータを開くと、iPhoneがあるので、ダブルクリックで開きます
   4.DCIMというフォルダの中に、日付ごとに分けられたフォルダがあるので、全部もしくは必要なフォルダだけ
     選択して、コピー、貼り付けをします
   
   ※パソコン内の写真やファイルをアップロードすることもできます


   [補足]
   他の人のiPhoneやiPadやMacのパソコンに写真を送りたい場合は、AirDrop(エアドロップ)を使います
   ※近くにいる人に写真を渡したい時など、アプリを使わず転送できます(写真に保存されます)
   その他、専用USBメモリを使用する、データ転送専用アプリを使用する、itunesを使用するなど有



  

GoogleDrive(グーグルドライブ)

    Android専用というわけではなく、Googleのアカウントを持っている人ならだれでも使用できます
    私自身もパソコンからスマホに送りたいファイルがあるときなど、またファイルの保管庫として使用しています
   
 ※Google Driveのアプリをインストールしてください
    
    GoogleDriveは写真というより、ファイル全般の保存に向いています
    例えば、パソコンで作成したPDFや文書ファイルをスマホに送るときなどに便利です
    もちろん、大切なファイルのバックアップ先として使用するのもよいと思います

    [参考料金]
    無料プランは15Gまで
    有料プランは容量により月額250円から(100G)


    グーグルアカウントでサインイン



   ■写真をパソコンに保存する(グーグルフォトを使用する)
    複数グーグルアカウントがある人は、必ずスマホのグーグルアカウントでログインしてください
    1.先に保存先を決め、フォルダを作成しておきます(ピクチャの中に適当な名前を付けて)
    2.GoogleDriveにログインします
    3.GoogleDriveの右上に表示されているアプリアイコンをクリックし、フォトを選択します
    4.パソコンとスマホのアカウントが同じであれば、スマホ内の写真や動画が表示されます
    5.ダウンロードしたい写真をクリックします
    6.右上の縦3点リーダーをクリックし、「ダウンロード」をクリックでパソコンに保存されます
    
    ※フォトを使用すれば、パソコン内の写真をアップロードすることもできます
    ※一括選択してダウンロードすることはできません


   ■写真をパソコンに保存する(ケーブルで接続する))
    1.先に保存先を決め、フォルダを作成しておきます(ピクチャの中に適当な名前を付けて)
    2.ケーブルでパソコンとスマホを接続します
    3.スマホ側にUSBの設定画面が表示されるので、ファイル転送を選択します
    4.コンピュータを開くとスマホ認識されているので、そのスマホアイコンを開きます
    5.「内部共有ストレージ」が表示されているので、それをまた開くと「DCIM」というフォルダがあります
    6.DCIMのフォルダを開くと、中に「Camera」フォルダがあるのでそれを開く
    7.中に写真や動画が保存されているので、ピクチャフォルダなどにコピー&ペースト

    
    [補足]
    その他、windows10と11にインストールされているスマートフォン連携機能を使用する、専用アプリを使う
    差込口がTYPE-CのUSBメモリを使うなどあります



    ケーブル接続をする場合は、必ずデータ転送に対応したケーブルを使用してください
    純正品である必要はありませんが、購入時に必ず確認をしてください



        
 
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