フィッシングメール対策


   ここ数年フィッシングメールによる被害が増えています
   フィッシング(phishing)とは、新しくできたネット用語で、語源は確かではありませんが魚釣りと洗練されたという意味だと言われています
   ※諸説あり、SMSではスミッシング(smishing)とも言われます

   これらのメールはほとんど海外を経由しているもので、中国、アメリカ、ロシアを始め、世界中から送られています
   以下のメールはほんの一部で、有名な企業名がよく利用されています
   カード会社、銀行、宅配業者、通信会社、ショッピングサイトを始め、国税庁などの官公庁からのものもあります

   身に覚えのない会社はともかくとして、日常的に利用している会社からのメールやメッセージだと不安になるかと思います
   今回はメールの例の他、対処法を書きましたので参考にしてください
  
   

詐欺メールの例


■迷惑メールフォルダに仕分けされたメール
■迷惑メールフィルターをとすりぬけたメール



メールの認証情報の見方


  差出人を示すFromの下に、認証情報があります

迷惑メールフォルダに仕分けされたメール
迷惑メールフィルターを通り抜けたメール
■正規の静岡銀行のメール
ドメイン最後の文字列で、
ある程度の判別ができます

cn・・・中国
jp・・・日本
com・・・アメリカが多いが世界中で利用されている(netも)



迷惑メールフォルダをすりぬけたメールの対処法

      迷惑メールフォルダをすりぬけたメールを見てください
      右クリックでリンク先を取得することができるので、そのアドレスを見て判断してもよいですし、
      ウィルスバスターで有名なトレンドマイクロのサイトで、URLチェックができます

      1.トレンドマイクロの「Webサイトの安全性の評価」へ行く 
      2.右クリックで取得できたhttpもしくはhttpsで始まるURLを右クリック→貼り付けか手入力する
      3.「今すぐ確認」をクリックして、安全性を調べる

      
※フィッシングメールには必ず偽サイトに誘導するためのリンクがあります




スマホに来たSMSやメールのの対処法

      スマホのほうにも多量のフィッシングメールが送られています
      


      SMSの場合は、メッセージ上部に+81で始まる電話番号が表示されていると思うので、電話番号で検索をかけた方が簡単です
      下記は私の所に実際に届いたSMSです
      楽天からのものですが、URLが怪しい感じです
      まず、電話番号「0570666910」で検索して楽天のものであるとわかりました
      念をいれて、URLでも検索して、こちらでも楽天のものであると確認がとれたので、安心してアクセスをしました
      結局、サーバー移転した会社が大手の有名な会社ではなかったため、不正利用が疑われたという顛末でした

      明らかに利用がない会社からのものは削除で大丈夫だと思いますが、普段利用されているカードやサービスからのメールは
      このように調べてからアクセスするようにしていただければ、フィッシング詐欺にあうことはぼぼ0にできると思います
      
      携帯会社、カード会社、宅配便、銀行、ネットサービス等、騙されないためには自分で調べる癖をつけてください




 
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