BANDとバッテリー


   先週の復習をかねて、説明しきれなかったところを補います
   リクエストにあったアプリの整理に関しては、次回を予定しています


   

バッテリーの種類

  最近の一般的なノートパソコンでは、リチウムイオン電池が使われています
  薄型のノートパソコンにはバッテリー残量の多いリチウムポリマー電池が搭載されています
  中には10時間以上も充電なしで使用できるパソコンもあります
  難点は、薄型のため、パソコン内部に組み込まれていて、簡単に交換ができないことです
 
  一般的なスマホはリチウムイオン電池が使用されています



バッテリーの寿命と交換

   経年劣化により、バッテリーの寿命は短くなっていきます
   ただし、充電の仕方により、劣化速度を抑えることができます
   
   一般的に劣化を早める原因としてあげられるのが、「過充電」「過放電」「高温」「低温」の4つです
   100%状態でさらに充電を続けたり、0%状態で放置をしたりすることで過充電・過放電の状態になりますが、
   一般的なスマホはきちんと制御されているので、それほど心配をする必要はありません
   残りの2つは、使用者側で気を付けるしかありません

   バッテリー容量はスマホ毎に異なります
   容量はスマホの仕様書にmAh(ミリアンペアアワー)で表記されています
   例えばiPhone13だと3227mAhですが、miniになると2406mAhと少なくなります

   バッテリーがどれくらい劣化しているかどうかを調べる方法は以下のとおりです
   ■Andoroid
    設定→端末情報→バッテリー情報→バッテリー性能

   ■iPhone
    設定→バッテリー→バッテリーの状態→最大容量

   
※最大容量が80%をきったら変え時の目安です
    携帯ショップなどの保証では無償でのバッテリー交換はできませんので、注意してください(数千円かかります)
    保証なしの場合は1万前後かかります
    保証を付けていない方は、アイサポなどのショップであれば30分位で交換可能かつ割安です
    (Android はショップにより対応できない場合もあります)

    先日、iPhone7のサポート終了が発表されました
    2016年発売の端末で、今年の秋のiOS16への更新ができなくなりました
    Androidに比べて、サポート期間が長いのがアップルの良いところの1つだっただけに残念です
    最新は15.4.1です
    
    Androidは今年4月にAndroid7のサポートが終了しました
    こちらも2016年なので、その頃購入したスマホであれば、買い替え推奨です
    最新は12になります
    
※型落ちで購入した場合は購入が2017年以降でも、対応していない可能性があります
    
    ※何年かは定期的にアップデートされていきますが、Androidは数年で止まることが多いです
     例えば、手持ちの2020年に購入したGalaxyですが、12には対応せず、11で止まっています
     ということは11のサポートが打ち切りになった時が、買い替え時ということです
     
     
[補足]
     「サポート終了=使えなくなる」ではありません
     今後、現在使用中のアプリが更新されたときに、対応しておらず使用できなくなる可能性があることと、
     セキュリティの面で問題がでてくるかもしれないということです



充電について

     寿命をのばす充電の仕方について気を付けるポイントをいくつか書いておきます

     1.できれば残量が20%を下回らない位で充電する
     
2.バッテリー残量が0になる前に充電する
     3.温度が35度以上の場所は避ける
     4.ながら充電
     5.80%位で充電をやめるのが理想だが、100%にはしない方がよい
       ※iPhoneは80%ぐらいから、充電速度が下がるようになっている
     6.電源をオフにしてから 

     バッテリーの減りが早いと感じる方は、以下のことに気を付けてください
     1.画面の明るさを下げる
     2.外ではWi-Fiをオフにする
     3.位置情報をオフにする
     
4.省電力モードにする
       PC・・・スタート右クリック→電源オプション
       スマホ・・・設定→バッテリー→省電力モード

       ノートパソコンに関しては、メーカー毎まちまちです
       ACアダプタにつなぎっぱなしでよいというメーカーも、時々放電した方がよいというメーカーもあります
       SONYなどでは、設定により80%になると自動的に充電を止めることもできます
       時々は、バッテリーだけで動かすという感じで使用するのがよいと思います



いろいろな充電の仕方

      iPhoneはライトニング、AndroidはUSB Type-Cケーブルでの充電が一般的ですが、ワイヤレスでの充電法を紹介します

     1.Qi(チー)
       スマホなどの低電力向けの充電規格
       2015年前後を境に一般化され2017年のiPhone8以降、Androidではそれ以前の機種から搭載されている
       ドコモなどでは「置くだけ充電」と言われている

     2.MagSafe(マグセーフ)
       Apple独自の磁力による接続方法(電気ポットと同じ)
       iPhone12より搭載し、対応するモバイルバッテリーも発売されている
       中にはアップルのイヤホン、スマートウォッチとまとめて充電できるタイプのものもある
       Qiはずれると充電できなくなるが、これはマグネットでしっかりくっつくのが利点
       対応していない機種でも、MagSafe用金属製リングステッカーを貼れば充電可能になる
   


        
 
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