Windows11と二つのブラウザの使い分け


   先日、Windows11のリリースが発表されました
   Windows10が登場したときは、「最後のOS」と言われましたが、6年目にして撤回となりました
   見た目の大幅なリニューアルも伴うため、新たなOSとして発売することになったようです
   とはいえ、Window10利用者は無償でアップデートできますし、そのまま使い続けても2025年まではサポートがあります
   リリースは今年の後半の予定ですが、最初はトラブルを伴うことが多いので、年が明けてからのインストールをおすすめします

   なお、自分のパソコンがWindows11に対応できる性能かどうか知りたい方は、リンク先ページにとび、
   水色の枠内にある、「互換性の確認」で、プログラムをダウンロードして調べることができます  



   
   インターネット閲覧アプリには、多くの種類があり、一般的には以下の順で使用者が多くなります

   Chrome(クローム)>Edge(エッジ)>Safari(サファリ)>Firefox(ファイアフォックス)などなど


   ChromeはGoogle、EdgeはMicrosoft、SafariはApple、FirefoxはMozillaの製品です
   ChromeはAndroidのスマホに標準インストールされているので、パソコンと合わせると、ダントツのシェアになります
   全世界の6割くらいの人が利用している計算になります
   SafariはiPhoneやiPad、iMacなどのAppleの製品を使っている人の標準ブラウザになります
   もちろん、iPhoneにもEdgeやChromeをインストールすることは可能です
   私はChrome、Edge、Operaをパソコンとスマホ両方に入れて使っています (Safariはたまに使います)

   ブラウザを複数入れるメリットとしては、プライベートと仕事用のブックマークを分けれるということです
   特に仕事をしているとマイクロソフトの製品を使うことが多いため、仕事関連はEdge、個人用はChromeという
   使い分けが便利です
   また、トップページを片方はヤフー、片方はGoogleにしておくこともできますし、
   ヤフーアカウントを複数持っている時なども、いちいちログアウトして切り替える必要がありません
   もちろん、複数人で1台のパソコンを共有している場合などでも便利です

   

Chromeの利点

 Chromeはgoogleで提供しているサービスのため、google関連のアプリと相性がよくできています
 例えば、グーグルのトップページを開いてみると、実にシンプルです 
 ヤフーのごちゃごちゃした画面が好きではない人にはおすすめです

 検索はグーグルの検索エンジンを使用するので、ヤフーで検索したときと、こちらを使ったときと結果が違います
 精度はグーグルの方がよいと言われています
 天気一つとっても、ウェザーニュースへのリンクが表示されますし、計算をすれば電卓表示、単位の換算など
 また、宅急便の配達番号を入力すると、お届け情報まで表示されます

 トップページにある画像はDoodle(ドゥードゥル)といって、イベント毎にかわります
 クリックをすると、新しい発見があり、面白いです
 検索窓の下の「I'm Feeling Lucky」にカーソルを合わせると、「Doodleを探そう」が表示されることも
 また、クリスマスシーズンにはかサンタを探すゲームや、エイプリルフールのおもしろ企画があったり、
 楽しい仕掛けがたくさんあります
 ※ここ2年はコロナのため自粛中だそうです



 また、右上にはグーグルのサービスにアクセスできるショートカットがあります
 3つめの●が集まった部分をクリックすると、グーグルマップ他、いろいろなサービスが利用できます
 特に、「Google Drive(グーグルドライブ)」は私もよく利用しているサービスです

 また、下の方にはドキュメントやスプレッドシートなど、ワードやエクセルの代用になるサービスもあります
 土曜日のクラスではお話ししましたが、写真などの画像をドキュメントで開くだけで、文字お越し(OCR)をしてくれる
 便利な機能つきです
 そのままドキュメントで編集してもよし、ワードにコピーして、ワードで編集することも可能です

 Google翻訳は世界の主な言語であれば、日本語からフランス語、フランス語から日本語などに変換可能です
 しかも、音声までついています
 翻訳の精度は、複雑な文章でなければ、結構いけています

 最後に、拡張機能はChromeの方が一日の長があります
 拡張機能に関しては紹介したことがあるのですが、だいぶ変わってきているので、また説明する機会を作ります

 Androidのスマホの人はChromeがインストールされているはずなので、同期をしておけば、パソコンとスマホを連動させる
 ことができます(一般的には同期するといいます)
 何を同期するのかの設定もできます
 例えば、「お気に入り」は同期するけれど、「履歴」は同期しないなども可能です
 スマホの「お気に入り」がパソコンと同じになると、非常に使い勝手がよいと思います
 iPhoneの人もAppストアからChromeはダウンロードできますので、是非インストールしてください
   
 同期するにはグーグルのアカウントが必要になります
 Androidの方はスマホを契約したときに作成しているはずですので、それを使用します
 iPhoneの方は新規にアカウントを取得してください
 グーグルアカウントは、ZOOMなど幅広いアプリのスマートログインでよく使用されるので、1つ作成しておくと便利です
 ※スマートログイン・・・本来ならサイト毎にIDとパスワードを新規に作らなくてはいけないのですが、グーグルなどの
            アカウントで代用してしまうことです(フェイスブックやヤフーのアカウントも使用されています) 


Edgeの利点

 トップページはマイクロソフトになっていて、ヤフーをシンプルにしたようなページです
 お気に入りバーのほか、トップページによく使うページのアイコンを設定しておくこともできます
 また、「パーソナライズ設定」では、表示するニュースの種類を設定できます

 それから、今でこそChromeもPDFを開けるようになりましたが、以前はEdgeだけでした
 PDFは本来AdobeのReaderなど、特別なアプリを入れないと見れなかったので、この部分は便利でした
 普段、ネットはChromeを使用していても、PDFを開くときは勝手にEdgeが起動すると思います



 Edgeにも、独自の機能があります
 3つの●の部分をクリックすると表示される機能の中には、開いたページを読み上げてくれる機能「音声で読み上げる」や、
 「Webキャプチャー」という、ページ内の一部または全体コピーしてくれる機能があります



 

共通して使える便利な機能

    1.翻訳機能
      わからない言語のページが表示されても、右クリックして「翻訳」を選べば、即刻日本語にしてくれます

    2.ショートカット作成機能
     「お気に入りにするほどじゃないんだけど、ちょっと後で見るかも・・・」みたいな時に、使える小技です
     ブラウザ右上の「元に戻す」で、少しサイズを小さくしたら、ページのアドレス部分をデスクトップにドラッグ&ドロップ
     これだけで簡単にショートカットが作成できます
     見終わったら、ゴミ箱に捨てればOKです




        
 
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