スマホ講座

iOSとAndroid

スマホとパソコンの違い

スマホも基本的には小さなパソコンです。
パソコンはwindowsというOS(基本ソフト)があり、アプリといわれるプログラムを入れることで初めて利用できます。
スマホはほとんどがAppleのiOSとGoogleのAndroidというOSを使っています。
パソコンのアプリはダウンロードの他CDやDVD、USBメモリからなどの媒体を通してインストールしますが、スマホの場合は最初から入っている一部アプリを除き、基本的にはストアアプリからダウンロードします。

Phoneのメリット

  • 機種変更した時の違和感が少ない
    機種により多少のばらつきはありますが、同じ会社の同じOSのため基本操作は同じです。 Androidは同じOSでもメーカーによって操作感が異なります。

  • 新しいスマホへの移行が簡単
    LINEなど一部バックアップの必要なアプリもありますが、古いiPhoneと新しいiPhoneを並べて何回かタップするだけで完了します。 
    Androidも以前よりは簡単になりましたが、異なる会社の製品に乗り換えた場合うまく移行できないことがあります。

  • 端末によるバラツキがほぼない
    iPhoneにはSEや16eといった比較的安いモデルもありますが、どれを購入してもスムーズに動作します。
    Androidは端末のメーカー、価格帯により性能のバラツキが大きいです。

  • サポート期間が長い
    最新版へのアップデート保証は6年前後、保証期間が過ぎてしまった機種も10年程度はセキュリティの更新があります。
    Androidは同じ年に発売されたスマホでも4年~5年、GoogleのPixel(グーグルピクセル)は7年と機種によって異なります。

  • セキュリティアプリが不要
    ストアで厳しい審査を通るため、ウィルスが混入することはほぼありません。
    Androidも以前よりは安全になってきていますが、基本セキュリティアプリは必須です。

  • 使用している人が多い
    全体的なシェアとしては半々ですが、10代・20代の若年層では6割~8割にもなります。二人に一人はiPhoneを使っている計算になるので、トラブルの時に教えてもらえる確率が高くなります。
    Androidはメーカーによって操作が異なることが多いため、わかる人を見つけるのは大変かもしれません。
    また使用している人が多いということは関連商品も多く発売されているため対応アクセサリ類も豊富です。

  • リセールバリューが高い
    iPhoneは値崩れしにくく、数年前のモデルでも下取り価格は高いです。
    例えば9月で4年になるiPhone13は当時86,800円で購入しましたが、中古買取ショップでは5月現在49,800円前後で買取してくれます。
    AndroidはGoogle Pixelや一部の高価格帯のスマホを除き、買取価格は低くなる傾向があります。
    例えば13と同時期の10万弱のGalaxyでも37,000円前後です。

  • 修理ショップが多い
    故障や画面割れ、バッテリー交換など、即日交換に対応してくれるショップが多くあります。
    Androidは機種が多いため、対応できるショップは少なく、携帯ショップに修理を依頼する形になります。

  • 独自の便利機能がある
    iPhone同士やMacのパソコンと簡単に写真のやりとりができるAir Drop(エアドロップ)など、独自の機能やスマートウォッチなどiPhoneと親和性の高い製品があります。
    AndroidはOSこそ同じですが、メーカーが異なるため規格を統一するのが難しいようです。

Androidのメリット

  • 予算にあった端末が見つけやすい
    1万円以下の低価格帯のものから20万近いものまで、幅広いラインナップがあります。メーカーも国内、韓国、中国、アメリカなどバラエティに富んでいますので、自分に合った端末を探すことができます。
    対してiPhoneはSEという低価格帯のラインナップがなくなり、一番安い端末でも10万弱となってしまいました。
    9月に発売予定の新製品も値上がりすると言われていますし、10万以下で購入できるiPhoneはなくなってしまいそうです。

  • Micro SDが使える
    本体の容量が少なくてもSDカードが使用できるため、物理的に容量を増やすことができます。
    iPhoneでは外付けのUSBメモリのようなものはありますが、内蔵できるSDカードは非常に便利です。

  • Androidにしかないアプリがある
    今でこそアプリの審査がありますが、昔は誰でも自由に自作のアプリをストアに置くことができました。
    そのため、Androidにしかない様々なおもしろいアプリがあります
    iPhoneはガチガチに守られているので、改造なしでストア外のアプリを使用することはできません。

  • Androidの方が新機能を使える
    話題になった不要な背景を消す消しゴム機能などはAndroid機には標準搭載されています。機能自体の性能もAndroidの方が上です。
    また同じ価格帯で比較すると全体的に高機能なものが多いです。
    これはAndroid OSがgoogleより各メーカーに無償で提供されていることに起因しています。

  • カスタマイズ性が高い
    自分の好みに合わせて機能を変更できる幅が大きいです。
    例えばiPhoneのショートカットとAndroidのマクロドロイドと比較しても、同じ自動化アプリでも、Androidの方ができることが多いです。

総じて利用者の比率を見ると、iPhoneは初心者や女性、Androidは中級者、男性が好む傾向があります。
Androidを使用される方は、今後のサポートを考えると個人的にはPixelが推奨です。


基本操作の確認

以下はスマホの基本操作ですが、確認をしてみましょう

1.タップ
  画面を1回軽くタッチすること

2.ダブルタップ
  画面を2回素早くタッチすること。
  写真や地図を拡大するときに使う。

3.ロングタップ
  特定の場所を1秒以上長押しすること。
  アプリのアイコンを選択するときや、入力した文字を選択するときなどに使う。

4.スワイプ
  画面に指をつけ、上下左右に動かすこと。
  画面のスクロール時や画面の切り替え時などに使う。

5.ドラッグ
  パソコンと同じで、タッチしたまま指を離さずに動かすこと。
  アイコンの場所を移動させたいときなどに使う。

6.ドロップ
  ドラッグした状態で指を話すことで、移動が確定する。
  ドラッグ&ドロップと言われ、セットで使われる。

7.ピンチアウト
  2本指で画面に触れた後、指先の間隔を広げること。
  地図や画像や文字を拡大したいときに使う。

8.ピンチイン
  2本指で画面に触れた後、指先をつまむように間隔を狭めること。
  地図や画像や文字を縮小したいときに使う。